f:id:YEMD:20170909163913j:plain
無料wifi出して音声ガイド載せてるのに聞けないことにいらっとしたり、インスタ映えねらいみえみえの展示に閉口したりと、年を追うごとにいつのまにか増していた自分の保守化(これが成熟ってやつさ)に向き合う場所だった。ただそんななかでも足を止めて涙がこみあげてきたのは、畠山直哉作品・陸前高田の写真だった。不意打ちにあったその作品の前で、地続きの世界の広さをもう一度思い出した。思えば2004のアートサーカスのときから、ヨコトリは私をちょっと鬱にさせ、世界の広さを教えてくれる。